事業の持続的発展において、事業承継は重要な意味を持ちます。特に中小企業では、経営者自身が唯一無二の経営資源であることも多く、その代替わりの成否は事業の将来に大きく影響します。

また、事業承継は株式や経営権の承継にとどまらず、人や組織、ビジネスモデルといった有形無形の資産をどのように引継ぎ、発展させていくかという本質的な課題を抱えています。そのため、仮に後継者候補が存在していたとしても、事業承継は短期的な対応だけで完結するものではありません。弊社には、実際に事業承継の当事者としての経験を持つコンサルタントが複数在籍しています。現経営者と後継者の両方の視点から組織や事業を捉え、ともに将来を見据えながら事業承継を支援いたします。

事業承継計画の策定及び実行支援

事業承継のタイミングは突然やってくるケースもあります。その際に「承継しない」という選択肢も含めて客観的かつ冷静に判断することは容易なことではありません。また、親族内承継はもちろんのこと、第三者承継の場合はより計画的に行う必要があります。スムーズな事業承継を行うための計画策定およびその実行を支援いたします。

将来ビジョンの策定支援

現経営者と後継者とでは、当然“違い”もあるでしょう。変わらないものや、変えてはいけないものは何か、そして何を変えなければいけないのか、それらが明確になることは、経営者と後継者にとって有効なだけでなく、ステークホルダー全体にとって有意義です。自社の将来ビジョンはどうあるべきかを、事業承継のタイミングで再構築することのメリットは大きく、私どもはそのお手伝いもさせていただきます。

後継者の成長支援

特に親族内承継において、後継経営者が経営上の難題に直面して悩みを抱えるケースは多く、もちろんそれを乗り越えて人も事業も成長できればそれに越したことはありませんが、現在の不確実性の高い経営環境の中、経営判断の誤りによって事業が立ち行かなくなってしまっては元も子もありません。私どもは後継者に寄り添いながら、後継者が自律的に成長していくための支援をいたします。

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